平成20年度版のスタート
情報基盤システムの1年間を振り返って

平成19年4月に立ち上げた情報基盤システムは,平成19年度中にさらなる改良を加えて,平成20年度版としてスタートしました。昨年4月から1年間に発生した問題点を元に,情報基盤センターではさまざまなカイゼンを行いました。以下にその一部を紹介します。

  1. 学生へのサービス
    • 休講情報などを携帯電話に転送するシステム開発
    • 学生掲示板の改良
    • キオスク端末の設置とソフトウエア開発
    • 学生間のコミュニケーションを容易にするプログラム nitwho 開発
    • 携帯電話での情報基盤システム利用の拡充
  2. 教職員へのサービス
    • 電子ワークフローの改良と取り扱い手続きの拡大
    • Webホスティング,研究室用MLサービスの開始
    • 事務用シンクライアント環境の充実
    • 統一データベースの整備
    • グループウエア用ソフトウエアの開発(Outlook同期,統一DB連携,ワークフロー連携など)
    • 出欠システムソフトウエアの改良
    • ポータルからのシングルサインオンの強化

このような地道な改良を経て,平成20年度の情報基盤システムは,昨年当初とは比べものにならないくらいの機能を有するものになりました。ただ,構成員への周知徹底の困難さもあり,情報基盤システムの提供する機能を 100%使いこなすことが困難な場合も多く,情報基盤センターとしてもPR不足を反省しております。今年度はWebページでの情報提供を,昨年度にも増して行う予定です。特に情報基盤センターのWebページには重要なお知らせが掲示されることが多いため,是非ともRSSによる情報収集をお願いいたします。

PKIを基本とする強固な認証基盤と,ポータルを中心とした統合インターフェースとシングルサインオンを全国立大学に先駆け,開発・導入した名古屋工業大学としても,日進月歩であるICT技術を,さらに有効活用することにより,今後の高度 ICT社会の先例となることを目指しております。そのために,情報基盤センターでは,さらに新しいシステム開発と既存システムの改善を行っていく予定です。今後とも構成員の皆様からのさまざまなご意見を期待しております。

情報基盤センター長
松尾 啓志
平成20年4月